今月の言葉「10月」
9がつはあつかったから、みずあそび、みずでっぽうだいさくせん、ウォータースライダーも
たのしかったですね。
さぁ10がつです。10がつはうんどうかいですね。みなさんまいにちれんしゅうしてどんどん
じょうずになってきてます!ほんばんがいまからたのしみです。
そして10がつには「せいぼさい」があります。いっしょにマリアさまにおいのりをおささげしま
しょうね。
先月の<園便り>で「10月 ロザリオの聖母」に少しふれました。
今回はその続きです。ロザリオの祈りとは「アベマリアの祈り」を繰り返し唱えながら聖書にある
イエス様とマリア様の生涯を辿る祈りです。ロザリオを唱えるときには数珠のような輪の形をした
もの「ロザリオ」を使います。園児さんの作ったロザリオは、聖母祭で祝福をいたします。
もともとキリスト教の修道院では聖書の「詩篇」という書物を唱える習慣があります。しかし中世の時代
字が読めない庶民には少し敷居が高かったようで、彼らも簡単に祈ることができるようにアレンジされた
祈りがロザリオの祈りでした。ですから150ある詩篇に因んでロザリオでは150回「アベマリアの
祈り」を唱えます。(普段はもう少し少なく唱えることが多いですが)
「アベマリアの祈り」からなるロザリオですから当然聖母マリア様との深いつながりがあります。
ロザリオの祈りは教会がずっと敬愛してきたマリア様を称えることができる祈りとして人々に
愛され親しまれてきました。
ちなみにロザリオとは「薔薇(ローズ)の冠」に因んだ名前です。私たちを祈ることによって
芳しい香りを放つ薔薇の冠を編み上げ聖母マリア様に捧げるというわけです。
このロザリオの祈りを広く人々に伝えたのがドミニコ会を創立した聖ドミニコと言われています。
ドミニコは教会の内外の様々な危機を乗り越えることができるよう聖母マリア様に助けを求めました。
マリア様はイエス様のお母さん、イエス様も自分の母親の願いはむげにはできないというわけです。
マリア様は一人の人間ではありますが、イエス様のお母さんとして選ばれた特別な存在であり
そのため私たちのためにイエス様のすぐ近くから私たちを見守って助けてくださるのです。よく
「聖母マリア様の取り次ぎを願う」という言い方がされるのはこのようなことからです。
10月16日には「聖母祭」が行われますので、その準備として少しロザリオのお話をしました。